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ジェネリック医薬品とは?

ジェネリック医薬品とはどんな医薬品ですか?
今テレビコマーシャルでよく見られるジェネリック医薬品とは特許期間が切れた後に販売される『後発医薬品』のことです。新薬の開発には莫大な費用と時間がですので、最初に売り出される『先発医薬品』には20~25年の特許期間が設けられ、開発したメーカーが独占的にその期間中、製造販売することができます。しかし、特許期間終了後は他のメーカーも『同じ成分、同じ効果』の薬を製造できるようになります。これが『後発医薬品=ジェネリック医薬品』です。
ジェネリック医薬品はなぜ安いのですか?
すでにその有効性や安全性が確認され、製造販売も承認されている新薬と『同じ成分』ですので、開発時間や研究にかかる時間も費用も少なく、承認までの手続きも少なくてすみます。そのために、価格は新薬よりも低く設定されています。
ジェネリック医薬品は安全性に問題はありませんか?
先発医薬品として安全性が確かめられたものと同じ成分を使っていることや、製造販売についても新薬と同様の品質や安全性に関する規定があります。さらに1998年からは、すでに出回っているジェネリック医薬品についての『品質再評価』が実施され、『医療用医薬品品質情報集(日本版オレンジブック)』にまとめられて公表されるようになり、品質確保を徹底しています。
ジェネリック医薬品で注意することは何ですか?
成分的には同じであっても、実際の効き方に微妙な違いがあらわれることがあり、先発品と後発品で適応疾患が異なる場合がまれにあります。
からだへの吸収のされ方や吸収された後の作用の出方に微妙な違いが生じることがあります。それは主成分は同じであっても、添加物(安定化剤等)の種類や量が先発医薬品と異なる場合があるからす。先発医薬品からジェネリック医薬品に切り替える場合には、その『効きごごち』の違いを十分に理解することが必要で、不安なことがあれば遠慮なく医師や薬剤師に相談してください。
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